アンサンブル・リュネット

5月20日 2nd CD発売

定期公演等で先行発売いたしましたが、

いよいよ5月20日にセカンドアルバムが発売になります。

いつもは色物を多く手がけるアンサンブル・リュネットですが、
「フルートアンサンブル直球勝負」のアルバムです。
まじめに演奏してもピカイチであることをアピールしているのです！！
フルートアンサンブルの醍醐味をたっぷりとお楽しみいただけるCDになっております。

Amazonその他でも絶賛予約受付中です。
また、HPでの販売も企画中です。

ぜひみなさまにお聴きいただきたいと思います。

『ブリチアルディ　フルート四重奏曲｜アンサンブル・リュネット』　
蘇る名曲、フルート四重奏の真骨頂
オリジナリティ全開の活動を展開しているアンサンブル・リュネットのアルバム第二弾は待望のフルート四重奏曲集。
世界的に希少な録音となるブリチアルディ《フルート四重奏曲 イ長調》をはじめとする、
フルート・アンサンブルの真価に迫るプログラムでの直球勝負！

ジュリオ・ブリチアルディ　フルート四重奏曲 イ長調
ゲオルグ・フリードリッヒ・ヘンデル（江戸聖一郎 編曲）　合奏協奏曲 ヘ長調 作品3-4、HWV315
ジョゼフ・ジョンゲン　ワロン地方のクリスマス・キャロルによる2つのパラフレーズ 作品114
フリードリッヒ・クーラウ　4本のフルートのための大四重奏曲 作品103
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン（森本英希 編曲）　音楽時計のための小品 第19番～第22番 Hob.XIX13-16

Sutudio N.A.T
http://www.studionat.net/index.html



あと、5月17日から始まる第8回大阪国際室内楽フェスタに出場します。
世界各地から集まった選りすぐりのアンサンブルが21団体出場します。

http://www.jcmf.or.jp/news/competition-festa.html

ライブストリーミングもあるようですね。
私たちも精一杯楽しんで演奏したいと思います。

も

定期公演終了！！小惑星ネタばらしなど

森本です。

第7回定期公演、終了いたしました。
ご来場いただきました皆様に心より感謝申し上げます。

毎回、いっぱいいっぱいでの製作であります。
至らないところも数多くあったと思います。これからますます精進いたしたく思います。

その前に、リュネットはいったいどのような方向に精進するべきなのか・・・
そのあたり、ぜひ皆様にご教授のほどよろしくお願い申し上げます。笑


これから何度もご案内することになるかと思いますが、
次回の定期公演は4月1日ではなくなりました。
2015年4月3日（金）と4月4日（土）の予定です。
どうぞよろしくお願いいたします！！


さて、今回の定期公演で、私が用意いたしました曲は 組曲『小惑星』です。


「森本さんの口から解説を聞きたかった」という涙が出そうなほど嬉しいアンケートをいただきまして…
シャイで人見知りの激しい私は、公演の時には「宇宙って、ロマンを感じますよね？」位しか話すことが出来ませんでした。
喜んでここで解説させていただきます。ただし音読すると実演奏時間よりも長くなるかもしれません。笑


小惑星ケレス ハッブル望遠鏡の写真（Wikipediaよりw）


組曲『小惑星』は、太陽系に存在する数十万の小惑星の中から特徴的なものを5つ選び、それぞれをテーマに作曲した組曲です。
それぞれの公転軌道の長半径（AUという天文単位で表されます）をkmに直し、それを13進数に変換したものを音列として用いています。
それぞれの天体の質量（質量の分からない天体は天文学上の仮定値による）をテンポ設定と曲の長さのヒントとしました。
そのため、5楽章ありながら実演奏時間は3分という、いかにも『小惑星』的な組曲が完成しました。
適当では有りますが、それぞれの楽章は一応、発見された年代に近い音楽様式へ近づく努力がなされています。

1. トキオ（Tokio）は1900年に平山信によって発見されました。日本人によって発見された最初の小惑星です。この天体は2004年に掩蔽（えんぺい）と呼ばれる現象の観測によってその外形が明らかになりましたが、それは直径85km×60kmという卵形に近い特徴的な姿でした。この形を表現するために8分の7拍子といういびつな拍子を用い、1900年ごろの無調の響きを連想させる音楽としました。

2. ケレス（Ceres）は、火星と木星の軌道間に存在する多くのの小惑星がある地帯（小惑星帯とよばれる）に位置する最大の天体で、小惑星の中で最初に発見された天体です。ケレスは後に発見された小惑星の中でも群を抜いて大きく、冥王星などとともに準惑星の1つとされました。準惑星とは、2006年に新しく定義された用語で、太陽系において惑星ほどの質量を持たないが、それ自身の重力により球体となるだけの質量をもつ天体のことです。そのため、ケレスは、『小惑星』組曲の全演奏時間の90パーセント以上を占めます。そして19世紀はじめに発見されたということで、この楽章だけが固有の和音構造を持っています。シンメトリーな形式はこの天体が球形であることを暗示しています。

3. 2009 HC82は、逆行小惑星という珍しい小惑星です。逆行小惑星とは、公転軸が90度以上、すなわち地球と逆周りの公転軌道を持っている小惑星ということです。その軌道のために、地球に対する相対的な速度が非常に速く、このような天体が発見されるようになるのは比較的近年になってからです。この2009HC82はその名の通り2009年に発見されています。逆行小惑星の中で地球に対する速度が最も速い天体です。この速度を表現するために、演奏者は不可能に近いスピードでの演奏を求められます。

4. 1974 FV1 (1974 FV1) は、小惑星番号が付けられているが、名前がつけられていない小惑星としては最も若い番号を持つ天体です。19~20世紀の天文学者は、発見された小惑星には（先述のトキオやケレスのように）全て名前をつけようと考えていました。しかし、近年は発見に対してめいめいのスピードが追いつかず、小惑星番号だけが付されている天体も数多くありますが、そのような中で最も古い番号を持つ小惑星がこの1974 FV1です。比較的大きい天体なのですが、あまり詳しいことは分かっていないようです。そのことから、この曲はハーモニクスやブレストーンを用い、空想の世界を作りました。

5. キロン (Chiron)は、彗星・小惑星遷移天体と呼ばれています。これは、もともとは彗星として活動していた天体が、その活動をやめてしまった天体のことです。彗星はちりや氷やガスなどが流出されながら移動する天体で、太陽の近くではその放出されたものが「尾」として見えます。キロンも、1988年にはそのような彗星に特徴的な活動が確認されているようです。つまり、彗星としての活動が最終段階に差し掛かっている天体といえるでしょう。この曲では音列をふたつに分解し、ミニマル的な手法を用い、前半と後半で「尾」の役割が変わるように聞こえる作曲をしました。



さて、以下蛇足であります。
今回は音列なんてものをコンピューターで作って作曲してみました。
実は私、これまで音列作法についてはあまりよいイメージを持っていませんでした。
しかし、今回作曲してその（音列のような）素材を生かすためには、作り手の音楽的センスが、むしろとても大切であるということがよく分かったのであります。
音列なんてものはあくまで道具であって、そっから、それぞれのセンスで新しい「きれい」だったり、「びっくり」だったりを作る作業なんですね。

そのようにして、いろんな工夫をしているのが現代の作曲家なのでしょう。聴いたこともないような音が出てきたり、演奏者がなんか面白いことをしていたり！
新しい音楽の楽しみって奥深いです。少なくとも、私にとっては「今までの音楽を聞くこと」と同等もしくはそれ以上に面白いことだと思えるのです。

も

母校の広報紙に記事が載りました

母校である京都市立芸術大学の広報紙「京芸通信17号」にアンサンブル・リュネットの記事が載りました。
http://www.kcua.ac.jp/profile/public/
リーダーの森本英希がインタビューに答えています。
コラムの題名が「金の卵 京芸生の活動紹介」
なんと森本英希と江戸聖一郎は大学院博士課程在学中なので学生なのであります。
金の卵・・・中身が腐っていないことを祈ります。



さて、
3月30日と4月1日はいよいよ定期公演と子どものためのスペシャルコンサートです。
ただいまもんどりうって仕込み中であります。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております！

も

-----------------
アンサンブル・リュネット 第7回定期公演
2nd CD「ブリチアルディ フルート四重奏曲」発売記念公演

〜そうだ、月、行こう〜
2014年3月30日（日）14:30 開場／15:00開演
2014年4月1日（火）18:30 開場／19:00開演
出演：森本英希、谷風佳孝、江戸聖一郎、小山真之輔
場所：ムラマツリサイタルホール新大阪
（〒532-0004 大阪市淀川区西宮原2-1-3 ソーラ21ビル1F）
入場料：一般 3,000円　学生 2,000円　ペア 5,000円

Program
合奏協奏曲 ヘ長調 Op.3-4, HWV315 / G.F.ヘンデル
ワロン地方のクリスマス・キャロルによる2つのパラフレーズ / J.ジョンゲン
フルート四重奏曲 イ長調 / G.ブリチアルディ
組曲《惑星》 / アンサンブル・リュネット
かぐや姫 / アンサンブル・リュネット　他

---------------------
第3回 親と子どものためのスペシャルコンサート
2014年4月1日（火）14:30開場 / 15:00開演
出演：森本英希、谷風佳孝、江戸聖一郎、小山真之輔
入場料：おとな 2,000円 / こども500円
おとな＆こどもペア券（おとな1名＋こども1名） 2,000円
例）おとな1名+こども2名の場合は2,500円
おとな2名+こども1名の場合は4,000円

プログラム（予定）
ごきげんメガネ／もりもとひでき
クシコスの郵便馬車／ネッケ
キラキラ星／フランス民謡
しあわせなら手を叩こう／スペイン民謡
さんぽ／久石譲
世界の音楽メドレー／アンサンブル・リュネット　他

主催：アンサンブル・リュネット
協力：村松楽器販売（株）大阪店
協賛：パールフルートギャラリー 大阪、天理楽器（株）、三木楽器心斎橋店
お問い合わせ：080-6131-0420（江戸） ensemblelunettes@gmail.com

定期公演と子ども公演の告知！！

今年はずいぶんと準備が遅れておりますが、そろそろメガネたちの季節がやってきます。

今年のアンサンブル・リュネット定期公演は3月30日と4月1日の2回公演です。
今回もぶっとんだ演目をご用意しておりますので、ご期待ください！

そして、今回は第2弾CDの発売記念公演となります。

2nd CDは、なんと！
全曲ボケなしのマジメです。信じられない。
CDの正式な発売は少し先になりそうですが、定期公演で先行発売を行います。
リュネットの真剣勝負、必聴です！

尚、今回から、アンサンブル・リュネットのホームページから
チケットの購入が可能になりました。
ぜひご利用ください。

アンサンブル・リュネット ホームページ
http://www.ensemblelunettes.com/

そのほか、下記の場所でチケット取り扱いしております
村松楽器販売（株）大阪店（TEL: 06-6394-6000）
ドルチェ楽器（TEL: 06-6377-1117）
パールフルートギャラリー大阪 （TEL: 06-6282-0660）

----------------------

アンサンブル・リュネット 第7回定期公演
2nd CD「ブリチアルディ フルート四重奏曲」発売記念公演

〜そうだ、月、行こう〜



2014年3月30日（日）14:30 開場／15:00開演
2014年4月1日（火）18:30 開場／19:00開演
出演：森本英希、谷風佳孝、江戸聖一郎、小山真之輔
場所：ムラマツリサイタルホール新大阪
（〒532-0004 大阪市淀川区西宮原2-1-3 ソーラ21ビル1F）

Program
合奏協奏曲 ヘ長調 Op.3-4, HWV315 / G.F.ヘンデル
ワロン地方のクリスマス・キャロルによる2つのパラフレーズ / J.ジョンゲン
フルート四重奏曲 イ長調 / G.ブリチアルディ
組曲《惑星》 / アンサンブル・リュネット
かぐや姫 / アンサンブル・リュネット　他
[※プログラムは変更になる場合がございます]

入場料：一般 3,000円　学生 2,000円　ペア 5,000円
---------------------


第3回 親と子どものためのスペシャルコンサート



2014年4月1日（火）14:30開場 / 15:00開演
出演：森本英希、谷風佳孝、江戸聖一郎、小山真之輔

入場料：おとな 2,000円 / こども500円
おとな＆こどもペア券（おとな1名＋こども1名） 2,000円
例）おとな1名+こども2名の場合は2,500円
おとな2名+こども1名の場合は4,000円

プログラム（予定）
ごきげんメガネ／もりもとひでき
クシコスの郵便馬車／ネッケ
キラキラ星／フランス民謡
しあわせなら手を叩こう／スペイン民謡
さんぽ／久石譲
世界の音楽メドレー／アンサンブル・リュネット　他

主催：アンサンブル・リュネット
協力：村松楽器販売（株）大阪店
協賛：パールフルートギャラリー 大阪、天理楽器（株）、三木楽器心斎橋店
お問い合わせ：080-6131-0420（江戸） ensemblelunettes@gmail.com

アンサンブル・リュネット、夏の全イベント終了！

アンサンブル・リュネット西日本ツアー2013 全公演終了いたしたました！
これをもちまして、今年の夏の公演はすべて終了となります。
いやぁ、人生で最大レベルの過酷なスケジュールでしたが、乗り越えた！やった！
振り返りますと、

☆7月31日／奈良／アンサンブル・リュネット ♪キッズ・サマーコンサート
☆8月17日／広島／広島流川教会《新会堂竣工記念特別コンサート②》
☆8月23〜25日／香川／第16回日本フルートコンヴェンション2013 in 高松
☆8月27〜28日／滋賀／CDレコーディング
☆8月31日／京都／学校公演
☆9月14日／熊本／西日本ツアー 熊本公演
☆9月15日／大分／西日本ツアー 大分公演
☆9月16日／福岡／西日本ツアー 福岡公演

多い。多すぎる…。もはや記憶が薄れそうなほどの濃すぎる夏。
だがしかし、我々がこのアツい夏に得たものは大きいのです。感謝。

-----------------------------------------------------------------------

ブログで報告しそびれていましたが、
8月23〜25日に開催された第16回日本フルートコンヴェンション2013 in 高松において、
パールフルートのショーケース（コンサート）だけでなく、
実はコソっとアンサンブルのコンクールも受けてまいりました。
なんと！そちらで第1位をいただくことができました！
もう、メンバー4人ともがコンクールを受けるような歳でもないんですが（笑）、
それでも、結果だけではなく、アンサンブルとして学び得たものは大きいのです。


アンサンブルコンクールアワード部門第1位！


パールフルートのスタッフ、本社工場のみなさんとの打ち上げ！

-----------------------------------------------------------------------

そして、高松で演奏会もコンクールもこなして疲労の残る中、
中一日で滋賀・ガリバーホールにて2nd CDのレコーディングを行ないました。
この夏で一番体力的にキツかったのは間違いなくこの時でしょう。
仕込みなど含めてたった2日で60分のプログラムを録るのは本当に大変で、
身体の限界との戦いのようなレコーディングとなりました。


なんとこの2枚目のアルバムは真面目です！ボケなし！
来年の定期公演が2nd CDの発売記念公演となります。
リュネットが真面目に全力投球したガチの1枚をぜひ聴いていただきたいです。


-----------------------------------------------------------------------

そして！この夏最後にして最大のイベント、西日本ツアー2013の九州3公演です。
初めての土地での公演は手探りのように準備を進めることになり、ドキドキします。
また、ただでさえ関西人的なノリの強い我々のスタイルは、
「他の地域で受け入れられるのだろうか…」と不安にもなります。
それでも今回の各公演とも、みなさんが温かく受け入れて下さって本当に嬉しかったです。
まだまだ未熟で、相変わらずステージ上ので粗相も多いですが、
こういった公演を積み重ねて得た経験を元に、より洗練したステージを作れるようにがんばります！

8月の広島公演も含め、どの公演にも、
我々の母校である京都芸大の先輩・後輩がたくさん駆けつけてくれました。
懐かしい顔を見れてとても嬉しい気持ちになりましたし、
同じ場所で学びを共にした仲間というのは大切なものだなと感じました。

ご来場下さったみなさん、公演のお手伝いや様々な形で応援して下さったみなさん、
多くの方々に支えられて無事ツアー全日程を終えることができました。本当にありがとうございました！


熊本公演にて、ソリストの安武美貴さんと。



大分公演にて、必殺技・股シンバルを披露する森本。



福岡は本番の写真がない！ ので、打ち上げのヒトコマ。

-----------------------------------------------------------------------------

さあ、これで2013年の自主公演は終わったので、
いよいよ来年の定期に向けて本腰を入れて参ります。
もっともっとオモロいことを目指して、リュネットは走り続けます。
みなさま、今後も応援のほど、よろしくお願いいたします。